<80代 男性>
出入口の蘭の花、中庭のアンスリュウムの白赤のコントラスは、淑やかな美しさを見せる。
通院する患者は兎角、沈みがちになるが、その彩りは笑顔で勇気づけていると思えてならない。
植物は沈黙なれど素晴らしいイメージを醸す。そして其処には独自の佇まいと豊かな情感が漂っている。
一時をその中に心を休ませ、満喫しながら、その花々に愛情を注ぎ手厚く世話を続ける人に感謝する。
「以上、老残の感傷的な呟きです」
<ご意見に対する回答>
日頃より当院をご利用いただき、ありがとうございます。いつも心温まるお言葉を頂戴し、感謝申し上げます。
花には、仰るとおり人の心を癒してくれる不思議な力があると思います。
花は決して何も言わないけれど色や形や匂いで私たちを誘(いざな)い、無言で語りかけて来るからです。
そのとき、人は花に得も言われぬ深い慈しみを感じます。
たくさんの花に囲まれて勤務する私たち職員は、与えられた環境に感謝し、花を愛でる気持ちを忘れず、
日々の業務に励んで行きたいと思います。
当院では、患者様と利用者様にとって、快適な環境と空間の提供を心掛けています。
今後もお気づきの点がございましたら、ご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。
平成27年5月22日 医事科主任 椿 佳子
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<80代 男性>
ひたすら生きることに忙しくても、エープリルプール。
「八十路に入ったよ」なんて面白半分のように散らかしながら米寿が迫る。
彼方、此方で桜の開花だよりも伝えられ満開も近い。どんな花でも人々を楽しませ、心を和ませてくれる。
八十路の坂を下り始める私は、当院の治療を受けながら、先般誕生日の花、ミツバツツジ花言葉「摂生」を促されていると思う。いつも自分の心の奥に刻まれる言葉、人はいつも誰かと出会い、誰かと別れる。巡る季節の風のような縁(えにし)を大切にと思い老身に四月馬鹿になる余裕はない。
<ご意見に対する回答>
このたびはご意見ありがとうございます。また、いつも素敵なお便りに感謝申し上げます。
4月には入り肌寒い日もありますが、ご意見者様からの季節感ある言葉の数々に、私たち職員も心が温まりました。今週から桜の開花宣言が出て、春到来を告げる喜びを感じますとともに、新年度には入り、患者様のご来院に際しては一層頑張らなくてはという気持ちを持っております。皆さんの病気や痛みが少しでも緩和され、元気なお姿を見せていただくことが病院に勤める職員の務めであり励みでもあります。今後も何かお気づきの点がございましたら遠慮なくおっしゃっていただけると幸いです。ありがとうございました。
平成27年4月2日 医事科 椿 佳子 |
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