<80代 男性>
月頭に数回、異称と駄句をリハビリ室に貼付してもらってきました。
早いもので今年も師走の月となり、「極月」と改めて貼替えてもらいました。
これまで月代わりに貼られたそれを、スタッフの方々と患者の誰か一人なりと目に止めて頂けたとするなら、書き残した意義があったと思います。此の一年も私にはアッと言う間でしたが、嫌悪することなく取り扱って下すったスタッフの配慮にお礼申し上げます。
<ご意見に対する回答>
日頃より当院をご利用頂きありがとうございます。
書道は独特の精神集中が必要となり、心が静まり、実生活の中でも気持ちのコントロールが身につくといわれています。作品には作者の技術はもちろん、想いとエネルギーが込められ、心がそのまま表現されているようです。落ち着いて何かに集中する時間が少なくなっているこの頃、リハビリ室入口には引き締まった空気の違いを感じます。作品の前で足をとめ、眺めていかれる方、作風や感想を伝えていかれる方もいらっしゃいます。いつしか皆様楽しみにされている様子が伺えます。リハビリ室でお習字練習される方や、自宅で書かれている方など、私たちも患者様と話題にする機会も増え、多岐にわたる効果が見受けられます。
今後とも職員へお気軽に声をかけて頂き、ご指導やご鞭撻頂ければ幸いと思われます。
平成27年12月5日 外来リハビリ 飯田 朱美 |